どうも、ひゃくじゅんです。
職場でコーチング研修を受けた2日後に、今度は外で研修会がありました。
アドラー心理学の研究者で「嫌われる勇気」の著者岸見一郎先生の講演会に参加しました。
「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」は、私も購読していたので、岸見先生の生の話を聞けるのは大変楽しみでした。
(「嫌われる勇気」を持参して研修会に参加しました。)
そこで、岸見一郎先生の講演会を聞いて特に印象に残ったことを3つにまとめてアウトプットしていきたいと思います!
課題の分離
すべての悩みは対人関係にある。
そして、他人の課題に土足で踏み込まず、自分の人生を生きること。
自分の課題と相手の課題を分けて考えて、現在あらわれている問題に対処する。
〈勉強しない・しなさい問題について〉
自分の子供が勉強をしない場合に、自分のために勉強することは子供の課題で
親がなんとか勉強をさせようとすることは、子供の課題に親が踏み込んでいることになるので、親が介入することではない。
〈教員と学生の課題について〉
【学生の課題】は、目標に向けて自ら勉強すること。
しかし、勉強しない学生に対して、学生だけのせいにはしない。
【教員の課題】は、わかりやすい授業をすることである。
ありのままの自分を受け入れる
人は、自分に価値があると思った時に勇気が出る。
その勇気が必要となるは、仕事に取り組む勇気と対人関係に入る勇気である。
だから、自分には価値がある。自分を受け入れることが大切である。
人からどう思われているかが気になると、自分の人生を生きられなくなってしまう。
自分の評価と本質は別物である。
例えば、同じことをしても評価する人としない人がいる。
他人から低い評価を受けたとしても、自分の価値が下がるわけではない。
他人の評価と自分の価値は違う、自分の価値は変わらない。
叱らない・褒めない
アドラー心理学では「叱らない・褒めない」と言われている。それはなぜか
なぜ叱らないのか
・叱られると、自分に価値があると思えなくなる。
・叱られると、対人関係の心理的距離を遠く感じる。
・叱られると怖いから即効性はあるが、有効性がない。叱ることが有効なら、一度叱れば二度と同じことを繰り返さないはず。
・独創性がなくなる。自分でやって叱られるぐらいなら、言われたようにやる。
・叱られると、本当のことを言わなくなる。
【怒る人】怒りの感情を使った方が自分の目的を達成できるから、怒るのである。
なぜ褒めないのか
・褒められると、自分に価値があると思えなくなる。
・そもそも、褒めるとは相手より自分が上だと思っているから褒める。
・対等の大人に同じように褒めると、相手はバカにされたように思う。
・自分に価値があると思えるように伝えるには、短所を長所に置き換えて伝える。
・行為ではなく存在に感謝する。「ありがとう」と伝える。
まとめ
今回、一日岸見先生の講演を聴くことができた。「嫌われる勇気」は過去に読み直しもしていたので、本に書かれていることはより理解が深まったし、
岸見先生が教員として学生と関わっている実体験を基にした例え話は大変分かりやすかった。
特に印象的だったのは、先生が常に「○○についての理由を4つ話します。」とか「△△のことのポイントは3つあって」と結果からその根拠について3~4つの要素にまとめて話していたことだ。
先日、『1分で話せ』という本を読んだ内容にも、プレゼンの基本として書かれていた。これは、人に話す場合に重要なことだと改めて感じたことである。
また、アドラー心理学については、「嫌われる勇気」は「人から嫌われろ」と思いがちだが、
「嫌われることに囚われるな」
ということを再認識した。
『今ここを真剣に生きる』
ということを肝に銘じて日々過ごしたいと思いました。
講演後、タクシーを待っている岸見先生に声を掛けて
「嫌われる勇気」にサインをもらいました。
岸見先生ありがとうございました。
